夏休みの間にナメクジやカタツムリを見たことがある人もいると思います。
とてもよく似ているナメクジとカタツムリですが、実際どのような違いがあるのかを
自由研究として調べてみませんか?
また、塩をかけるとどうなるかについても調べてみましょう。
目次
調べるテーマ
今回調べる内容を先に確認しておきましょう。
- ナメクジとカタツムリの違い
- カタツムリの殻(から)をこわすとどうなる?
- ナメクジに塩をかけると?
それでは1つずつ順番に調べていきます!
ナメクジとカタツムリの違いって何?
みんなも知っているナメクジとカタツムリ。
その2つの違いは、本当に殻(から)があるか無いかの違いしかありません。
では、殻(から)があるのと無いのではどう違うのでしょうか?
カタツムリについて
皆さんご存じ、殻(から)がついている方がカタツムリですよね。
それでは、カタツムリの生態(せいたい)についていくつかまとめてみよう。
だから、生まれたばかりの小さな赤ちゃんカタツムリにも、殻(から)がついています。
私たちの手足はパカっと外すことはできませんよね?
それと同じで、カタツムリも殻(から)をパカっと外すことはできません。
カタツムリの殻(から)は、「石灰質(せっかいしつ)」という成分でできていて、
この石灰質は、「炭酸カルシウム」という成分を含みます。
カタツムリは「雑食(ざっしょく)」と言って、基本はなんでも食べることができます。
その中でも、キャベツやレタスを好んで食べると言われています。
そして驚くことに、カタツムリはコンクリートもなめることがあります。
コンクリートを舐めることで炭酸カルシウムを摂取し、殻(から)を作っているんですね。

そしてカタツムリの殻(から)はからだの一部だったんだ!
ナメクジについて
カタツムリに比べて少しスマートなナメクジ。
カタツムリは殻(から)の中に内臓があるのに対してナメクジはすべての内臓がからだの中にあります。
実はナメクジは、カタツムリから進化してあのような形になっています。
殻(から)がついているほうが進化後のようにも思えますが、そうではありません。
また、ナメクジは口の中にやすりのようなものを持っていて、ものを食べるときに口の中で
ゴリゴリと削るようにして、食べ物を食べています。
カタツムリの殻(から)を壊すとどうなる?
生きている状態のカタツムリの殻(から)を壊すと、死んでしまいます。
壊さないであげてください。。
なぜ死んでしまうのかというと、先程説明した通り「からだの一部」だからです。
私たちが腕を引きちぎられて放置されると、出血が多くて死んでしまうのと同じです。
だから不思議なことに、殻(から)にヒビが入っても、2~3日経てばきれいに治ります。
ナメクジに塩をかけるとどうなる?
ナメクジに塩をかけるとちぢんでしまう、ということを聞いた人もいるかもしれません。
これは実は、本当です。なぜそのようなことが起こるのでしょうか。
ナメクジの体は塩を通さない
まず、ナメクジの体は塩を通さないような作りになっています。
外から塩をかけても、体の中に塩が入っていくことはありません。
濃度(液体の濃さ)の違いを無くそうとする
ナメクジのからだには水分があります。塩は水に溶けますよね。
ナメクジのからだの外側に塩をかけると、からだの外側の濃度(のうど)が高くなります。
この状態では、からだの中の水分よりも外側の水分の濃度が高く、濃度の違いを無くそうとして
からだの中から水分を外に出してしまいます。
これは「浸透圧(しんとうあつ)」というものが関係しています。
でも、ナメクジがかわいそうなので、お塩はかけないであげてください。

外に逃げるからナメクジはちぢんでしまうんだね。
まとめ
いかがでしたか?
今回はナメクジとカタツムリの違いについてまとめました。
似ているところも多かったと思います。
自由研究としてまとめる際の参考にしてみてください。
ありがとうございました。