温度計が小学生でも作れることを知っていますか?
もちろん高度なデジタル温度計や水銀を使うような危険な実験は必要ありません。
温度計を初めてつくったガリレオ・ガリレイにちなんでガリレオ温度計と言われる温度計です。
材料や用意するものもあまり多くないので時間がないときの自由研究にぴったりです。
また材料などを工夫することでおしゃれなインテリアとしても使える温度計が作れますよ。
目次
対象学年
小学5年生、6年生
用意するもの
- 大きめのとうめいなよう器 1こ
- 小さめのガラスびん 2こ
- 温度計
- ガラス玉
- ガラスビーズ(8mm・4mm)
- ふたの開けしめ器
- 水
- お湯
- 氷
- タオル
まとめ方
重さの調節をしているときの小びんの様子もよく観察してまとめておこう
水の温度によってどう変化するのかをまとめてみよう
分かったことやふしぎに思ったことをまとめて、さらに調べてみよう
作り方
びんがギリギリうくくらいに調整しよう!
- よう器の中に水道の水をいれて、温度をはかる。
わすれないようにはかった温度をメモしておこう!
- ガラスびんのふたをあけて、ガラス玉を5~6コいれてふたをしめ、1.のよう器の中にいれる。
びんの水がうかんでいるか確認しよう。ポイント!びんがしずんでしまうときは、うかぶまでガラス玉の数をへらしていこう。
ふたは最後にグッとしまるまでしっかりしめる。ふたのあけしめ器を使うと便利だよ。
手についた水がびんの中に入らないように気を付けよう!びんのうらやふたの返し部分に空気がたまると重さではなく空気のせいでういてしまうので、しっかりふたをしめたら水のなかでかたむけたりして空気を取りのぞこう! - ガラス玉の数を1コずつふやしていき、びんがしずんだところで1コをとりのぞく。ふたたびびんがうかぶようにしよう。
ガラス玉をもう1コふやしたらしずむ!という動きになればOK!
- 次にびんのなかにガラスビーズ(8mm)を入れる。
ガラス玉と同じようにびんがしずむまで1コずつふやしていき、びんがしずんだところで1コをとりのぞく。 - 小さいガラスビーズ(4mm)をびんの中に入れる。
同じようにしずむ直前まで数をふやしていこう。 - びんをしずめて手をはなすと7~10秒かけてゆっくりとういてくる状態になれば完成!
実験しよう!
温度の変化とびんの動きをたしかめてみよう。
水の温度が最初のときと同じか、それよりも低いときはびんがうかんでくる。
そして、最初のときよりも5℃くらい高いときはびんがしずむことを確認しよう!
- お湯を足して水の温度を5℃くらいあげてみよう。
うかんでいたびんがゆっくりとしずむはずだ。何度のときにどのようなようすになるかを観察しメモをとっておこう。 - 次に氷を入れて、最初のときと同じくらいの温度にしてみよう。
ふたたびびんがうかびあがってくる。このときもようすを確認してメモしておこう。
もっとおしゃれに!
20℃くらいでういてくるびんと25℃くらいでういてくるびんなど、調整するときの温度をかえてびんを作ってみよう!
このときガラス玉やガラスビーズの色をかえておくととってもおしゃれになる。
まとめ
どうでしょうか、はじめの調整にすこし根気がいりますがとても簡単に実験できたのではないでしょうか。
市販で売られているようなおしゃれなガリレオ温度計は難しいですが、おしゃれなびんを選んだり、中にいれるガラス玉を工夫すればオリジナルのおしゃれなガリレオ温度計を作ることができます。
ぜひ作ってみてください!