いまやなくてはならない携帯電話。小学生でもスマートフォンを持っていたりといったこともあるようです。
メールやLINE、ゲームなどがたくさんついてつい忘れてしまいがちですが、もっとも重要な機能は電話ですよね。
1876年に発明家グラハム・ベルが作成した音声送信機は今の電話のもとになっている装置です。
実はこの音声送信機、結構簡単に作れちゃいます。
100円ショップで材料をそろえて、グラハム・ベルに挑戦してみましょう!
目次
対象学年
小学5年生、6年生
用意するもの
- EDライト
- LEDライトに入れる電池
- 長いモノラルイヤホン
- 200mLぐらいの紙コップ
- シャーペンのしん3本
- つめやすり
- セロハンテープ
- ゼムクリップ2こ
- はさみ
- カッターナイフ
- 木工用せっ着ざい
- 細いプラスドライバー
- ビニルテープ
- ものさし
まとめ方
マイクの作り方を書こう
聞こえやすい音、聞こえにくい音をしらべてまとめてみよう
作り方
音声送信機を作ってみよう!
- モノラルイヤホンのプラグ部分を切りはなす。
- コードを50cmぐらい2つにさいて単線にする。
- 単線にした片方を40cmの長さで切りはなす。
ポイント!40cmの長さで両方が切りはなされた線をA
10cmの長さでイヤホンとつながる線をB
50cmの長さでイヤホンとつながる線をCとして考えよう! - 切りはなした部分(Aの両はじ、Bのはじ、Cのはじ)、2cmぐらいのビニールをはずして、導線(どうせん)を出そう。
ポイント!カッターナイフでビニールに軽く切りこみを入れてはずそう。カッターナイフを使うときはけがに気を付けよう!
- 導線には目に見えないコーティングがあって、そのままでは通電しない。
やすりで丁寧にこすり落とそう。
こすった導線はねじってまとめておこう。
つめやすりで30~40回くらいこすると通電するようになるよ。
- LEDライトのケースのネジをはずして開き、とめ具などのふぞく品を外す。
小さなネジをなくさないように気を付けよう。 - 1.で作ったコードAとBをLEDライトから出ている足にまきつけてせつぞくする。
ポイント!一度LEDライトをはずしてからせつぞくしよう。
あとでもとにもどせるように写真をとっておくといい。 - コードAとBはすき間を通して、とめ具がついていたあなに通す。
元通りにケースをとじればスイッチの完成!
ここでライトがつくかどうか確認しておこう。
- コードAとCの先にゼムクリップを付ける。
付けたら危なくないようにセロハンテープをまいておこう。 - シャープペンのしん3本を平らにそろえて、まん中にセロハンテープをまいてから、そっと折る。
ポイント!折れている部分がくっついていることを確認しておこう。
- カップの底に、しんの折った部分を置きセロハンテープで固定する。
- コードとつないだゼムクリップをしんにのせてセロハンテープでカップに固定しよう。
- 2つめの紙コップをさかさにして、木工用せっ着ざいではりつけよう。
また、コードがからまないようにビニールテープやセロハンテープで何カ所かまいたら完成!
使い方
このマイクはふたりで使うよ。
一人は紙コップをもって、もう一人はイヤホンを耳につけて遠くにはなれよう。
紙コップをもった人がスイッチを押しながら声を出すと、イヤホンからその人の声が聞こえてくるはずだ!
聞こえないときは…
1. シャーペンのしんとゼムクリップがしっかりくっついているかチェックしよう。
2. まん中を折ったシャーペンのしん同士がはなれていないかチェックしよう。
3. コードがきちんと接続できているかチェックしよう。
1. シャーペンのしんとゼムクリップがしっかりくっついているかチェックしよう。
2. まん中を折ったシャーペンのしん同士がはなれていないかチェックしよう。
3. コードがきちんと接続できているかチェックしよう。
まとめ
作ったマイクでは聞こえやすい声と聞こえにくい声があると思います。
どんな声や音が聞こえやすくて、どんな声や音が聞こえにくいか調べてみましょう。
一度でりっぱなものができると思わずに失敗を重ねながら、どうして失敗してしまったのかをお父さんお母さんとも話し合ったりすると子供の成長を感じられるかもしれません。