夏休みの自由研究として、いきものの観察がおすすめです
毎日時間を決めて、どのような変化があるのか、40日以上も見続けることができるからです
観察対象としては、毎日変化して飽きの来ないものが適しています
植物ならば、夏にぐんぐん成長するあさがおやひまわりが良いでしょう
動物ならば、メダカがおすすめです
メダカは平成11年に絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)に指定されていますが、それは天然のメダカのことです
ホームセンターなどに行けば、比較的安く手に入ります
そして、夏はメダカの産卵期にあたるので、休みの間に卵を産んで孵化する様子を観察できます
目次
メダカの飼いかた
メダカは飼いやすい魚ですが、飼いかたがわるいとすぐに死んでしまいます
気をつけなければいけないのは、水の量と温度です
小さい水槽だと酸素が足りなくなるので、エアポンプやろ過装置などが必要になります
エアやろ過装置がない場合でもメダカ1匹あたり、10リットルあれば安心です
そして、水温が安定するように、メダカを飼う前に水槽だけを用意して水を入れておくほうが良いでしょう
卵を産みつけるのは、水草なのでホテイアオイなどを用意します
水が汚れるので、えさのやりすぎに注意しましょう
朝のうちに一つまみで十分です
おすとめすを見分ける
産卵のためには、おすとめすのメダカが必要です
まずは、おすとメスの違いを観察してみましょう
おすのメダカの背びれには切れ込みがはいっています
しりびれも、めすのメダカよりも大きめです
産卵のためには別の水槽がひつようです
水草は、少しずつ増えていきますが、増えすぎるとかえって水を汚したり、光が当たりにくくなります
増えた水草は少しずつ取り除く必要があります
ただ、水草の根元にはメダカの卵が産みつけられている場合があります
産卵の様子を観察するためには、もうひとつ水槽を用意しておき、その水槽に水草を移します
同じ水槽に入れておくと、親が卵を食べてしまいます
卵は透明で、孵化する前には目などが出来てきます
この様子をスケッチしておけば、自由研究として申し分ありません
メダカが孵ったら、おとなのメダカ用のえさは多き過ぎるので、子メダカ用のえさを与えます
大人用のえさを小さくすりつぶしたものでも大丈夫です
まとめ
メダカを飼うためには、いろいろと気をつける点があります
自由研究の報告には、どのような点に気をつけて飼ったかをまとめれば良いでしょう
メダカが死んでしまったのでは、悲しい自由研究になるので、ホームセンターなどで買う前に下調べをしたほうが安心です