塩は食品だけでなく、野球グローブや合成ゴムなどの一般工業用として、ガラスなどのソーダ灰として、ティッシュペーパーや新聞紙にはか性ソーダとして幅広く利用されています。
そんないろいろな使い方がある塩だからこそ、いろいろな自由研究テーマがあります。
今回は小学生の5年生~6年生を対象に、塩についての自由研究テーマを集めました。
用意するものもそんなにお金がかかるようなものもないので、夏休みの実験に最適です!
関連リンク:東京都墨田区の「たばこと塩の博物館」で自由研究2016
関連リンク:[小学校1年生~2年生向け] 塩の不思議な性質 実験と工作
関連リンク:[小学校3年生~4年生向け] 塩の不思議な性質 その1【調査と実験】
目次
科学実験:塩を使った「うき」「しずみ」実験
海には塩が入っているから体がうきやすくなっている。
それなら食塩水でもものをうかせたり、しずませたりすることができるのか調べてみよう!
対象学年
3年生、4年生、5年生、6年生
かかる時間
1日
用意するもの
食塩、水1L、大さじと小さじ(1g単位で量れるはかりがあればそれを使う)、水1Lを量るためのもの(計量カップやメスシリンダーなど)、とう明な入れ物(例えば2Lペットボトルの上を切ったものなど、ういているかどうかがわかり、水1Lを入れるのに十分な大きさ)4こ、ミニトマト・ダイコン・ニンジン・ジャガイモ・サツマイモ・コルク・木・ビー玉・スーパーボールなど、うくかどうか試すもの
参考サイト:ジャガイモを浮かせてみよう
科学実験:塩は紙おむつよりも強い!?
紙おむつには高分子吸収体(こうぶんしきゅうしゅうたい)が入っている。
高分子吸収体は自分の100倍の重さの水を取り込むことができるんだ。
水分を吸い出す塩と高分子吸収体はどっちが強いんだろう?
対象学年
5年生、6年生
かかる時間
1日
用意するもの
紙おむつ、ポリぶくろ、はさみ、プラスチックのコップ、水、マドラー、塩
参考サイト:塩は紙おむつよりも強い!?
科学実験:海の水からきれいな塩を作ろう
海水をにつめて塩だけを取り出してみよう!
家にある塩と形や味に違いがあるか調べてみよう!
対象学年
5年生、6年生
かかる時間
3日
用意するもの
海水、ペットボトル、ろ紙、はさみ、なべ、土なべ
参考サイト:海の水からきれいな塩を作ろう
調査学習:食べ物以外の塩を見つけよう
食べ物以外にもたくさんの製品に塩が使われている。
家や近所にあるもので塩がどんなものに使われているか調べてみよう!
対象学年
5年生、6年生
かかる時間
1日
まとめ方
- パッケージや製品にはられているシールを見て、塩が入っているか調べてみよう。
- 製品に塩がどんな風に使われているか調べてみよう
Point!
皮製品、ガラス、紙、塩化ビニルなどに塩は使われているよ。
インターネットなどを使いながら調べてみよう!
参考サイト:食べ物以外の塩を見つけよう
科学実験:食塩水は電気を通すかな
水は電気を通すと言われているけど、実は水の中に入っているものが電気を運ぶ役割をしている。
だからそういったものが入っていない精製水や純水は電気を通さないんだ。
じゃあ精製水に食塩を混ぜると電気を通すのか調べてみよう!
対象学年
5年生、6年生
かかる時間
1日
用意するもの
食塩(50グラム)、コンタクトレンズ洗浄用などの精製水(200ミリリットル×2)、水を入れる容器 2つ、電池、豆電球、導線、電池ホルダー、電極(金属製のクリップなど。できるだけ大きいもの)
参考サイト:食塩水は電気を通すかな
まとめ
塩についての実験は本当に面白いものばかりです。
家庭のいろいろなところで利用されている塩なので調べることもたくさんあって、子どもの「なぜ?」「どうして?」に答えられる情報や調べ方などが分かりやすいこともポイントですね。
学校の実験だけではなかなかすべては調べられないので、夏休みを使って塩博士になってみてはどうでしょうか。