今回はコップと水を使った楽器の工作を紹介します
作った楽器で、演奏してみるとおもしろいと思いますよ
簡単に作れるので、今年の夏の自由研究に活かしてください!
目次
対象学年
小学3年生、4年生
用意するもの
- 同じ種類のコップを7つ
- 様々な種類の棒
- 計り
- ドレミファソラシドを出せる楽器(リコーダーやピアノなど)
まとめ方
完成するまでのつくりかたをまとめよう
つくっている過程の試行錯誤を説明しよう
水の量と音の関係を記録しよう
作り方
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- コップに水を適当に入れ、棒でたたいて音を聞いてみよう
- 楽器でドの音を聞いて、コップの音がその音になるように水の量を調節しよう
ポイント!
水の量を増やしたら音が低くなり、減らしたら高くなるよ!
水と音の高さの関係を考えながら水の量をかえよう - コップがドの音になったら、その時のコップの重さを測りではかろう
ポイント!
測ることで、水の量と音の高さの関係を調べることができるよ
関係をうまくまとめよう! - ほかの音がでるコップも作っていき、ドレミファソラシドが出せるコップを作ろう
ポイント!
コップの材料や大きさによっては、ドレミファソラシドの範囲のコップを作れないことがある
その時は、別のコップや容器に変えたり、何か物を入れたりするなどの、試行錯誤をしよう! - 完成したら、簡単な曲を演奏してみよう
水の量で音が変わる理由
どうして水の量で音が変わるのでしょうか?
それを知るには、音がどうやってできるのかを知らなければなりません
音が聞こえる理由
私たちは振動が耳に伝わると音を感じます
例えば、この実験で音が聞こえるのは次のように振動が伝わるからです
-
- まず、コップを棒でたたくとコップが振動します
- コップの振動が周りの空気に伝わります
- 周りの空気の振動が耳に伝えて音が聞こえます
コップ⇒空気⇒耳という流れで振動が伝わるわけです
では音の高さはどう決まるのでしょうか?
それは振動の速さ(回数)によって決まります
これを周波数といいます
たくさん振動するほど、つまり周波数が高いほど、
音は高くなり、逆に周波数が低いほど音は低くなります
水の量で音が変わる理由
音のできかたが分かれば、
水の量で音が変わる理由もわかります
実験では水の量を増やしたら、音が低くなりました
つまり振動の数が減っているという事です
コップに水を入れてコップをたたくとき、
コップの水にも振動が伝わります
この水に振動が邪魔されて、振動が伝わりづらくなるから
音が低くなるのです
水の量が多くなるほど、振動が邪魔されて音が低くなるから、
水の量で音階を作ることができるわけです
これが水の量で音が変わる理由です
まとめ
コップと水を使った楽器の工作を紹介しました
音の高さが変わる理由までまとめると自由研究らしくなります
コップや棒の種類やサイズを変えれば、音の高さや音色も変わります
気に入るような組み合わせを作れるように、いろいろ試してみてくださいね!