空でいつも見かける雲ですが、その雲にも種類があるのを知っていますか?
春夏秋冬でよく見かける雲が変わりますし、雨をふらせる雲や晴れが続く雲もあります。
昔の人は雲で天気を予測していたと言われています。
そこで夏休みの自由研究に雲の形や雲の種類について調べてみませんか?
雲はさまざまな形があり、それぞれ特徴を持っています。
今回は雲の形や雲の種類、いつ雲ができやすいかを紹介します。
目次
雲の形を観察しよう
雲の種類を調べよう
雲を観察するときに注意することがあります。
雨がふる前に見られる雲など、天気で見られる雲の種類が変わる場合があります。
どの雲が見たいかによって天気予報などで観察日を決めるといいでしょう。
準備するもの
カメラ
(太陽を見ないように注意しよう!)
まとめるためのノート
(日付、時間、天気も書こう!)
時計
(日付や時間をかくにんしよう!)
調べものをしよう
雲の種類を「図書館」や「インターネット」などで調べましょう。
図書館では、理科の本や雲についての本などを探しそれを参考に調べてください。
インターネットでは、「雲の種類」などのように検索し調べてください。
ポイント
インターネットでは、検索してみていいなと思った記事にはブックマークやお気に入りを
付けておきましょう。
あとで調べものをするときにそのページに行くのに同じ方法で行けなくなっているときなどが
あります。

・雲の形
・雲の色
・雲ができやすい時間
・その雲が見えると天気がどうなるか
などを調べよう
調べた雲のページに
「この雲が見られると天気が下り坂に向かうことが多い」
など書かれている場合は、天気予報で雨が降る前の時間に空を観察してみると調べた雲がみられるかも!
雲の種類
雲の名前や色、そして形、いつ雲ができやすいかを紹介します。
空の高さによってできる雲が違います。ここでは
とても高い場所にできる雲、「上層雲」
上層雲より下にできる雲、「中層雲」
低い場所にできる雲、「下層雲」
上から下に流れる強い風(下降気流)と、下から上に流れる強い風(上昇気流)によって
できる雲、「対流雲」
特殊なできかたをする雲
にわけて紹介します。
上層雲(高度6000m以上)
巻雲(すじ雲)
・白い雲です。
・細い帯のような形をしています。
・1つ1つの雲が離れています。
・髪の毛の光沢を感じさせます。
・秋によく見かけるかもしれません。
・晴れの時に現れることが多いです。
・雲のはじが一直線ではなくカギのように曲がっていた場合、天候が悪くなるサインです。
巻積雲(うろこ雲、さば雲、いわし雲)
・とても小さく丸い雲からなるうすく影のない雲です。
・全体の形は空高く水平に広がります。
・春や秋によく現れる雲です。
・この雲が出ると、天気が下り坂に向かうことが多いです。
巻層雲(うす雲)
・すき通った感じの白っぽい色です。
・うすいカーテン状の雲です。
・日のかさ(太陽の周りに円の形をした虹のようなものが見える)が発生します。
・この雲が出ると天気は下り坂で、次の日雨になることがほとんどのようです。
中層雲(高度6000m以下)
高積雲(ひつじ雲、むら雲)
・白または灰色、あるいは白と灰色の混ざった色をしています。
・平らに重なり広がっているように見える雲です。
・ひつじの群れのように見えることがあり、ひつじ雲と呼ばれています。
高層雲(おぼろ雲)
・灰色です。
・平らに重なり広がっているように見える雲です。
・この雲をすかして太陽を見るとぼんやりと見えることからおぼろ雲と呼ばれています。
・おぼろ雲が見えるときは、見える空すべてがおぼろ雲でおおわれていることが多いです。
・雲が厚いと太陽や月をかくします。
・雨や雪をふらせることがあります。
乱層雲(雨雲)
・灰色です。
・暗い雲です。
・この雲を通して太陽が見えないほど雲が厚いです。
・連続して雨や雪をふらせます。
(雨の予報の前に空を見るとみつけやすいかも!)
下層雲(高度2000m以下)
層積雲(うね雲、かさばり雲、くもり雲)
・灰色または白っぽい色です。
・平らに重なり広がっているように見える雲です。
・この雲にはほとんどの場合影があり、雲が白と灰色にわかれているように見えます。
・大きな雲のかたまりで群れをなしていることが多いです。
層雲(きり雲)
・灰色です。
・雲の底が平らです。
・雲の底が地上にある時は霧(きり)と呼ばれます。
・とても細かい雨やとても細かい氷、雪をふらせます。
・この雲を通して太陽を見ると、太陽の形がはっきりと確認できます。
対流雲(下降気流と上昇気流によってできる雲)
積雲(わた雲、むくむく雲)
・1つ1つの雲が離れています。
・はっきりとした形を持っています。
・ドーム状の形で上に成長していきます。
・雲の底は平らで、ほかの雲と比べて暗いです。
・夏の晴れた日、昼から夕方に見られることが多いです。
・この雲が出ていると、しばらくは良い天気が続くサインです。
・ただし、2つ以上の積雲が集合・合体したり、成長したりして大きな雲のかたまりになると
雄大積雲と呼ばれ、雨がふるかもしれません。
・雄大積雲が雷を落とし始めると積乱雲となります。
積乱雲(雷雲、入道雲)
・山か塔のように上方向に発達した濃い雲です。
・雲の上の一部分は平らで滑らかになっています。
・雲の底はとても暗いです。
・乱れた雲が雲の底、または雲の底の下に存在します。
・落雷、突風、短時間の強い雨などをふらせることが多いです。
・昼から夕方に見かけやすいです。
(短い時間、雨が降る予報や夕立の時間より前に空を見ると見つけやすいかも!)
特殊な雲
つるし雲
・上空の風が強いときに巻積雲や高積雲などが、さや状・レンズ状に変形してできる雲です。
・主に山塊、山脈、孤立峰などの風下側にできます。
飛行機雲
・高い空の冷たい空気の中を飛行機が飛ぶときに、
飛行機が出す排気ガスの水蒸気が冷やされてできる雲です。
・湿度が低いとすぐに消えますが、湿度が高いと長い間雲として見られます。
ほかにもいろいろな雲があるよ!
もっと雲について知りたかったり、ほかの雲も調べたいときは図書館やインターネットで調べよう!
まとめ
まとめるテーマとしては、
例)






このようにまとめていきましょう♪
ぜひ、試してみてください♪